~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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ねえ 待って…

いつも同じような場面で、同じ言葉を、同じ気持ちを
飲み込んでいる自分に気づいたら…

今度こそは・・・、って思ったり、
なんてダメな自分って思ったり、
同じ状況がやってくることに
怒ったり、不安になったりしちゃうよね。

うちのインナーチャイルドセラピーにやってくる人達の多くが、
私自身は小さい時から自由で屈託なく、自分の思う通りに
表現して楽しい人生を送ってきたかのように思っていることに
結構驚くけれど、それだけ私が変わったのだな、って
思います。

以下のポエムは、昔の私が書いた、
それでも今でもキュンとなる詩。

ある「パターン」が変わった/変えた瞬間の詩。

でも、その前の自分も懸命だったの。必死だったの。
とても愛しい自分なのです。
きっと、はたから見たら可愛くない子だったろうけどね。

インナーチャイルドセラピー中の人達の何人かには
必然のタイミングでシェアさせて頂いてきた詩です。

なんだかさっき急に、「これをブログに!」って声が(笑)

誰かの心に、飛んでいくのかな・・・

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ねえ 待って…


考え事をしながら

前を どんどん歩いていってしまう貴方の背中に

たった一言 

「待って」って 声を かけることが 

なかなか出来なかった


私は 歩くのが とても遅いから

突然 思い出してしまったから


遠い 遠い あの日々


小さな私は とても重い荷物を抱えていて

手が痛くて 足も痛くて


後ろを振り返りもせずに

どんどん歩いていく あの背中に

追いつこうと 必死になって


追いつけなくて 涙が出て

声が出せなくて

気づいてもらえなくて


私は いてもいなくても 同じなんだ

どんなに荷物が重くても

一人で歩けばいいって決めた

あの日が… 



一緒に乗っていたボートが ひっくりかえって

水の中に落ちた 子供の私を

ふり返りもせずに

岸に 向かって

泳いでいってしまった あの背中に

「助けて」って 叫ぼうとして 

言えなくて 叫べなくて


そうだ、私は いてもいなくても 同じなんだった

溺れないように

自分で頑張らなくちゃって

また確認した あの日が…


一人でいいって言いながら

無理をしてきた

私のいくつもの日々が…



前を歩く貴方の背中を 見て

また 同じ気持ちになって



空気がゆがむ


景色が濡れる



胸の真ん中の穴が開いて

我慢してきた

たくさんの「待って」が

たくさんの「助けて」が

涙と一緒に

どっと流れ出しそうになる


懸命にせきとめる


いてもいなくても同じ私が

もっと距離を広げてしまおうとする


でも…

もうこんな自分はいらない

一緒に歩きたいんだから

「待って」と頼んでもいいんだ


助けを求めなくちゃ

気づいてもらえないんだ

勇気をふるって

声を出そうと決心して…


「もぉ~ なんで先に行っちゃうのぉ?」

結局 口をすぼめて ただ すねてみせただけ

それで せいいっぱい

でも 声も 身体も 震えていた

涙が溢れそうで

目を上げられなかった


たった それだけが

大人の私に とても大きなことだった


だけど

「ごめんごめん」と 申し訳なさそうに

私を待つ貴方を見たら

とっても小さなことだったって気づいた


どこにでもある 街角での ほんの 小さな 出来事


でも… 二人の距離は 縮まって 


目に映る風景が 変わった



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