~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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『もっと話していいんだよ…』

ここのところの疲れが少し溜まっている様子の彼女は
それでも時間通りにちゃんと現れ、
インナーチャイルドセッション2回目に臨んだ。

インナーチャイルドセラピーは、1回1回地道に積み重ねていく中で
少しずつ自分の中のチャイルド人格とアダルトチャイルド人格との
コミュニケーションをしたり性格を知っていったりする。

今回、『宿題』だったワークシートを復習し、
その後、身体との結びつきの感覚チェック。

インナーチャイルドの声を聞くのと、身体の声を聞くのは
非常に関連があり、よく言う「身体の声を聞こう」というのは、
ある視点からは、インナーチャイルドの声、と言うことができる。

ほとんどの場合、これを初めてやると、
自分が一体どんな風に感情を感じているか、
感情を感じている時、身体のどこが反応しているのか、
わかっていないどころかどんどん混乱していったりする。

「インナーチャイルド」としてはそう簡単にわからせないぞ、とでも
言うところなのだろうか。

それでも、このセラピーで大切なのは、
たとえ、チャイルドの「抵抗」にあったとしても、
たとえ、チャイルドとの意思疎通ができないように見える時でも、
チャイルドは、少なくともそれを試みてくれたということを
ちゃ~んとわかっているということ。
そのことがとっても嬉しいということだ。

私達が子供だった頃を思い出してみればわかる。
気にかけてもらう、存在を意識してもらえている、
かまってもらえる、などは、たとえうるさいな、とその時
思ったとしても、とてもありがたいことであり、
自分が愛されている、注意を向けてもらっている、という
貴重な記憶になるのだ。


身体の反応と感情との色々な結びつきを知る試みの後は
ちょっと疲れたように見えたけれど、引き続き
子供の人格とのコンタクトに臨んだ。


そして…

本人がどう思ったかは別として、
私から見て、本当に素晴らしいコンタクトが起きた。

「アダルトチャイルド」としてでなく、
ちゃんと「愛する」大人として、彼女はチャイルドと交流できたのだ。

ご本人の一番最初のチャイルドとの出会いの時から比べたら
これはもう信じられない変容だ。


そして、うっすらと涙をにじませながら、
そのチャイルドの話を聞いてあげたことを話してくれた。
しかも、それの後に、チャイルドとの統合の後、
それが自分自身の現在ともリンクできていた…
これはね~、ご本人はあまりぴんと来ないかもしれないけど
なかなかできるもんではないのですよ~

勿論、できなかったとしても、それもまたいいのですが。


でも、チャイルドにその時言ってあげたくなったことが、
そのまま今の自分自身のすることに結びついたということは
チャイルドの声をそのまま聞き、受け留め、なおかつそれを実際の
大人人格の変化へと結びつけることができるということなのだ。

まずは、なかなか着実なインナーチャイルドセラピー二回目だ。

来た時とはうって変わって、目がぱっちりと開き、
ほんの少しの間、ヒーリングベッドでワークをしただけなのに、
ゆっくり休んでリフレッシュしたような感じになった。


この先、まだ何回か回数を重ねていく予定だけど
ご本人は、このセラピーの深い効果を実感されたのか、
セッションへの意欲も増して、また、もっともっとプロセスを
早めたいという想いも強くなったのか
もっと、セッションとセッションの間を縮めてみることになった。

それこそ、チャイルドとのコミュニケーションの成果だ。



「一人でしまいこんでしまわずに、もっと色々なことを
人に話してもいいんだよ…」

大人が子供に言うかのように聞こえるこの言葉は
本当は、チャイルドから大人の人格に贈られた大切なメッセージなのだ…。

このセラピーを受けた彼女だけでなく、
今、これを読んでいるあなたにとっても、
これを書いている私自身にとっても…。


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