~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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蒼き月夜に

その旅人は 雲でおおわれた、蒼い満月の夜に
「自分の本能と向き合いたい」と言って やって来た。

とても感覚的な人であり、本人がどこまで意識しているかは別として
その繊細さと同時に大地のように広く深い心を持っているがゆえに
恐らく人からは、その懐に入って安らぎたいと思われることも多いだろう。

離れていても、温かい体温が伝わってくるような人である。

恐らく今、転機を迎えているという意識はあるのだろう。

色々な面において、急速に変化が起きている。 その変化の流れの中で、
自分の意図が自分でよくわからない、
何が起きてもいい気がしながらも、 何がしたいのか、自分の中を探りたい、と。

恐らく本人にとって、もっともよくわからないのは
自分自身の欲しているものであり感覚なのだろう。

特に具体的に絞ってみたわけではないのに、 エネルギーワークの中では、
感覚的世界をさまよい続けた後は 過去生らしきビジョンが登場した。

しかし、そこで「見る」ことへのためらいが…

見ようと思って来たにも関わらず、 まるで「足」がすくむかのように、
もう一歩が踏み出せない。

まるで、この日の夜空のように、雲で覆い隠すように
自らの防衛反応なのか、真実を見ることへの恐怖なのか、
高次と繋がってしまうと、何かが崩れてしまうと思うのか、
「止めないで」という私からの促しにも、
やはり、「抵抗」が起きる… しかし、本人の「意図」は、
ほんの少しだけ 雲の合間から月が覗くことを許可した。


そこには、 「誰かを待っている、探している」感覚。

「でも、その誰かはもうここにはいない、ここには来ない」感覚。

それなのに、「来た場合に備えてここを動いてはいけない」と 言い聞かせている状況…

見え隠れする過去生のビジョン。

男性と女性。

自分をかばって亡くなっていったらしいその人が…

そしてビジョンは 再び雲に覆われる…


しかし、【パンドラの箱】の存在は確かに確認できた。

あとは、最終的にふたを開ける決意をするかどうか、だけ。

不思議なことに、セッションが終わった後の表情は
すっきりと、晴れ晴れしたものだった。

やはりいつもそうだが、瞳が奥から輝き光をたたえていて別人のよう。
来た時には、少し疲れた顔をしていたのが、 まるで嘘のように輝いている。

興味深いことに、このセッションでのもっとも大きな発見・気づきは、
本人にとって「自分で流れを止めている」感覚が、
はっきりと わかったことのようだった。

自分の意思で「抵抗」し、「止めている」ことがわかったのだ。

そしてそれはエネルギーワークの中の話だけではないということのようだ。

自分は頑固だ…そんなことをあらためて確認して笑っていた。

そしてなぜか、迷っていた行動について、恐らく結論が出た、と言う。

いったいなぜ、どうそこに結びついたのか…

その一つに、この時見えかけたビジョンをもっと見てみたい、
もっと自己の探求というこのワークを深めてみたい、という理由が
あったことは、実に実に興味深い。

月が雲に隠れた暗い夜道で、行き先がわからなくなってしまったことを きっかけに、
「ヒーリングを受ける」という選択によって
このような世界での自己をもっと知りたい、という次のステップへ
深めていくことへの確信に繋がったようだ。

この日のセッションでは、終始、蒼い色と陰陽師、魔女、天女、
そして龍…などのエネルギーのサポートがたくさん来ていたように感じていた。

私にとっても、昼間とは少し違う質の時間が流れる夜のセッション。
終わって外に出てみると、
ひんやりと透き通った空気の中、 あんなに厚かった雲が 
綺麗に晴れ、 金色の満月が、その全貌を夜空に くっきりと現していた…

多分にシャーマンの力を秘めているであろう、この人が、
「本能と向き合いたい」と言ってやって来たことを 再び思い出す。

満月は、本能の象徴である。

今日もまた、高次元の力はしっかりと共に働いてくれていたというサインだ。

ここで、待っているからね… あなたが本当の意味で、
「生まれ変わる」お手伝いをするために。


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