~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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世界で一番大事な儀式

あまりにも色々な『災難』続きで、せっかく書いたという、
「チャイルドへの手紙」をうっかり置いてきてしまったという貴女...

私の目に、瞬時にして3人の貴女が映る。

現実に起きる問題に対処するのでいっぱいいっぱいな、
三次元的現実を懸命に生きる大人の貴女。

そんな中で一生懸命自己変革のために始めたインナーチャイルドワークに
取り組み、時間に追われていたにも関わらず、
ちゃんと気分を沈め、自分と向き合う時間と場所を確保して、
「これからちゃんと子供の自分と向き合うからよろしくね」と
インナーチャイルドに伝えるための儀式、「チャイルドへの手紙」を
丁寧に書き上げ、疲れているのにセッションにやって来た、
健気な大人の貴女。

そして。

このワークに正面から向き合うのがとても辛く、
泣いてしまうことをとても恐れていて、懸命に
「自分を守ろう」と必死の抵抗をしているアダルトチャイルド。


手紙という現物がないので、セッションでは、ひとまず、
「手紙」や「宿題」の部分ではない、プロセスワークや
カウンセリングを行なった。


その後...


懸命に自分と向き合おうとしている大人の貴女と、
無意識の部分で意識を占拠しようとしているアダルトチャイルドちゃんに
そっと提案してみる...

「電話で続きをしよっか?」


私の中に、果たして、アダルドチャイルドちゃんの「抵抗」はどうなるか、
という想いもあり、また、せっかく書いた手紙を
このまま次回に持ち越すのは何か違う気がして、
あえて、私の方から持ちかけてみたのだった。


そして貴女の快諾によって実現した電話セッション。


貴女と約束の時間に電話が繋がった時、
正気言って、私は、もしかしたらアダルトチャイルドちゃんの「抵抗」が
また出てきている可能性もあるかもな、と思っていた。


ところが...

貴女は、その時間のために、お風呂に入り、部屋の灯りを暗くし、
アロマオイルを炊いて、キャンドルなどを灯し、
「いつもの映子さんのヒーリングルームの雰囲気でやろうと思って」と、
またまたけなげに準備をしていてくれたのだった。

そして同時に、この「手紙を読む」ということへの
とまどいや不安な気持ちも正直に分かち合ってくれた。

その気持ちが貴女の中のチャイルドにも届いたのだろう。


いよいよ手紙を読む、というセレモニーに入る前に、
貴女の方から、「私の写真を持って来ようかな」と提案が。


なんて素晴らしいアイデアなんだろう...
その時、私がどんなに感動していたか、貴女に伝わっていただろうか。


私が、たまたま「導く」役割をしているけれど、
すべてのセラピーでの主役も、真の主導の役割も、クライアントさんなのだ。
それが、その自由な発想やひらめきや、受け取ったメッセージを
私に伝えてくれた時に、はっきりする。

貴女が、貴女のために、貴女自身を癒している。

私は、ほんのお手伝い。介添え人。
そして、この「手紙を読む」セレモニーの場面では、「証人」の役に過ぎない。

内容は、本人にしかわからなくていいのだ。

ただ、他の誰かに証人となってもらって、自分が本気だ、
ということをチャイルドに示しているのだ。


ほのかな明かりと、優しいアロマオイルが漂う中で、
貴女が写真を持ってきた気配がする。


私はじっと目をつむり、そこから伝わってくる優しい波動を感じる。
自分のために、きちんと環境を整えて、これから大事な儀式を
しようとしている人がいる。

人生における、どんな儀式にもまさるとも劣らない、
自分と自分が交わす誓い。


「ところで、それはどんな貴女の写真なの?」

貴女の答えは、私を本当に泣かせた。


「あのね、小さい時の私の写真で、今まで私が大嫌いだった写真なの。
とても嫌な写真で、ちゃんと見たことがないくらいの写真。
この写真に向かって読んだら喜んでくれるかな、と思って。」


私のハートがきゅんとする。イメージの中で、愛しい貴女と小さいあなたを
思わずぎゅっと抱きしめた。


その後の手紙を読む貴女の声は、誠実さに溢れ、
一語一語丁寧に、大事に読んで聞かせているのが伝わってきた。
貴女が、どんな想いでチャイルドと向き合おうとしているのか、
どれだけそれは勇気がいることか、が伝わってくる。


貴女の部屋の中で、今、世界一、宇宙一、立派で大事な儀式が
とり行われている。

そして、私は、それの、名誉ある証人となることを許されたのだ。

宇宙よ、天よ、人間達よ、みんなみんな、これを受け留めて...
ここで起きている変容を、変容の波を、受け取って、伝えて、広げて…


人が皆、こんな風に自分と大事に向き合えたなら...
自分の中の大嫌いだった自分とこんな風に仲直りできたなら...

私達は、そんな「大嫌い」を、もう外に向けて出したり、
他の人やモノや文化や国家に投影したりしなくて
よくなるのではないか。


手紙を聞きながら、私の頬を、涙がとめどなく流れ落ちる。

大仕事が終わった。
読み終えた後、今夜は、その写真と一緒に寝ると言う貴女。

私は、そんな貴女に心から感謝をし、敬意を表して、
近いうちに、私も、自分の嫌いな顔で映っている幼い頃の写真を探して
それに優しく話しかけてあげよう、と決心したのだった。

電話を切った後の数分間、遠隔ヒーリングを行ったら、
虹色の美しい光のまゆの中で、貴女が笑みを浮かべて安らいでいるイメージが
浮かんできた。


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