~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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初夢~父性~

昨日、実家に行ったから、ということもあるかと思うけれど、
目が覚める直前、父が夢に出てきた。

それも、父にぎゅ~っとハグされていた。自然に。

私の生い立ちや、両親との関係や、父の性格を知っている人達は、
そんなこと、現実には絶対にありえない、といっていいほど
想像もしないことだと思う。


数年前に心筋梗塞で倒れた後、
非常にゆっくりと、アルツハイマーの道をたどっている父。
でももともと、ほとんど喋らないし、コミュニケーションがない人なので
普段からずっと一緒にいる母でないと、あまり変化はわからないほど。

年にほんの数回、実家に顔を出した時に、顔を見て、一言二言
声はかけるが、反応らしい反応はほとんどないのは、
今に始まったことではない。
病気になるずっと以前、ものごころが付いた頃からだ。

そんな父が、昨日、実家に私が持って行った蟹を、
美味しそうに食べてくれた。(これは夢ではなく現実で。)

父は、蟹が大好物なので持って行ったのだけれど、
一つ、違ったのは、もう父は、鍋に蟹を入れることすら
しようとしない、ということだ。

昔の記憶の中の父は、好きなものの食べ方がすごく上手で、
昨日のような蟹しゃぶだったら、自分で上手に、
カニ肉が開くくらいまで、ちょうどいい塩梅で
しゃぶしゃぶして、ちょっと得意げに食べていた。
大好物の蟹に火を通すのを人にやらせる、なんて考えられなかった。

父が、私や母がやってあげて、お皿に入れたものをを
もくもくと食べるのを見て、
私の中に、父に対する「母性」のような愛情が湧き上がった。


私はもう大丈夫だ、と思った。

こうなって初めて、父に、やっと、
「安心」して接することが出来るようになる、とは、皮肉なものだ。


そして、今朝の夢。

夢の中で、抱きしめてくれていた父は、温かかった。

そのハグは、「ありがとう」という意味だ、と
夢の中で、自然に受け取っていた。

そして、夢の中で、「あれ?こんなことありえないよなぁ」と
思って、別なことをしてみた。(夢の中で。)

しばらくして、もう一度、父のことを想ったら、
またさっきの、抱きしめてくれている場面に戻った。

そして、やっぱり、「ありがとう」という感じが
父から伝わってきたのと、同時に、
「大丈夫だよ」、という、幼い時の私が、おそらく
一番、父性(男性性)に求めていた、「安心」が伝わってきた。


私の中に、実の父からの、父性愛を残してくれた初夢だった。



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