~ 天空の抱擁 ~ Celestial Embrace

人は誰でも心のあるがままで天に抱擁されている…
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人が輪になって座る時~熊野・「円座物語」~

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If you want to remember your nature,
go into the nature...
sit in the nature...

Just be in the nature...
Just to be natural...


「自然な自分(の本質)を思い出したかったら、
自然の中に行きなさい。

自然の中で座っていなさい。

ただ自然の中にいて…
ただ、自然でいるために…」


…これは、昔、シャーマニズムを学んでいた時に
知った言葉です。


先週火曜日から金曜日まで過ごした、
和歌山県の熊野での数日間は、
まさに、その言葉を思い出させる体験の連続。

しかも、「自分」という個だけでなく、
人間の、あるいはグループの、それにも
通じる体験の再確認でした。

橋本久仁彦氏が、「円座」と呼ぶ、
非構成的エンカウンターグループの良さは、
本当に色々あるし、ファシリテーターや、
主催者、開催場所、そして勿論、
参加者によって違いがあることでしょう。

でも今回、私にとって、もっともこの
エンカウンターグループ「円座」の意義を
感じさせたのは、これが行われた、
和歌山県の熊野、という場所のエネルギーでした。

去年9月の台風による甚大な被害から
まだ完全復旧されていない場所や
家や仕事場を失った人たちは今だ
避難中だったりもする側面もありながらも、
熊野は、またパワフルに人々を
惹きつける聖地として、よみがえりつつあります。

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プログラムもない、構成もなく強制もなく
操作性もない。
話してもいいし、話さなくてもいい。
ただ、人が集まって輪になって座る。
そこから始まるし、そこにただいればいい。

という、非構成的エンカウンターグループですが、
私にとっては、あれほど沈黙が長く、
それでいて、あれほど心地良く自由を感じた
「円座」は初めてでした。

ファシリテーターのクニちゃんこと橋本久仁彦さんが、
「ただ、安心して座っていられる場であってほしい」と
冒頭におっしゃったのですが、
これほど安心して座っていられたのは初めてかも。
しかも、ほとんどが初めて会う人なのに。

エンカウンターグループではいつもそうなのですが、
今回も、普段、いつのまにか
無意識にやっているであろう、
「余計な言葉の発信」、
「人に合わせる自分」、
「発言の動機が外側にある自分」を、
ひとまずリセットして、
本来の自然な自分として発言したくなるまで
発言しなくていい、自分にとって、表面的に感じることや、
不必要に感じる発言、あるいは逆に、
大げさに必要にしてしまう発言をしないでおこう、という
心の在り方で座ってみました。

すると、どんどんどんどん口数は減り、
ただ黙って瞑想しているような時が増え、その中で
何もしなくていい、何も言わなくていい、
それでも人と一緒にいていい、
それでも、ここで輪の中にいていい、という感じが
自分に対しても人に対しても、自然に増していきます。

やがて、ぽつり、ぽつり、と口から
この場所のパワー、死生観、生きることについて、など
誰に言うともなく、言葉がそっと場に向かって
くべられていきます。

そうして、なぜか、皆、ほとんど「話」をしていないのに、
次にすること、したいこと、に関しての
合意が早くなっていったような。

プログラムは何もないのに、主催者の方の素敵な提案に
次々に一緒にのっかっていく。

世界遺産・熊野古道にある、「円座石(わろうだいし)」という、
偶然/必然にも同じ名で呼ばれる、熊野の神々が
輪になって座って談笑した、とされる不思議な岩まで行って、
そこで皆で座ったり。
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夜、温泉に行ったり、川原でのんびり座ったり寝転んだり。
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知る人ぞ知るスポットへ行ってみよう、ということに
なったり。
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「自然の中での自然な流れ」の中で、
熊野という、とてもパワフルなエネルギーを
ただ感じて、沈黙の中でひたすら瞑想的に座っていたり。
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すべてが、ただ「ハプン」した、
「自然に起きた」、という感じでした。

ああ、こんな風に、エネルギーの高い場所で
何も強制されることのない非構成的エンカウンターができるって
素晴らしいな。

これは、ほんと、わかる人にしかわからない、
その時、必要な人にしか感じ取れないワークかもしれないけど、
この、目的や目標設定のないワーク、
それこそが面白い、という点で感性が共鳴する人々との
間に生じる、強制力のない自然な絆は私の宝物。

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エンカウンターに出た後は、「リハビリ」が必要、と
思われるほど、しばらく、構成的なことがすべて
不必要に思えてしまうけど、
今回は、そのプロセスすらもとても自然でした。


そんな、たった2泊3日なのに、とても深いエンカウンターを
経験した後、今回の熊野の旅【円座物語】の最後は、
「プレイバックシアター」と呼ばれる台本のない即興劇から
発展して生まれた、橋本久仁彦氏率いる『縁坐』舞台。

和歌山の小さな、住民がわずか14人という、川に周囲を囲まれた、
貴重な原生林など自然豊かな集落・嶋津に移動。

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そして、そこに住む人々の人生のお話を数分間じっくり聞いて、
すぐその場で、アクター達が、即興劇として演じる。
ほとばしるように描かれる人の感情や、人間の内なる声が、
私達の心を揺さぶり、扉を開ける・・・

演劇も、住民の人々も本当に素晴らしかったです。
⇒「自称・日本一小さな観光協会・嶋津観光協会」ブログ


嶋津の、エネルギー溢れる豊かな自然、そして原生林。

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中でも、「自称・日本一小さな観光協会」の名物区長さん、
中野皓大さんはとてもユニークな個性の方で、
アーティストでもあり、豊かな発想力で、
この小さな集落と熊野の自然を守り、伝えていこう、と
様々なツアーなどの企画をしていらっしゃいます。

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この方の存在は、嶋津の集落や原生林と同じくらい
貴重だ、と心底感じました。

場所が人間に与える影響、
そして、人間が、場所に与える影響。

どちらも、目に見えることばかりではなく、
目に見えていない関わりの大きさを
私達は、そろそろはっきりと自覚する時なのでしょう。


それにしても日本に、それもパワースポットとしては
よく知っていたはずの熊野に、
このような場所があるとは、まったく知りませんでした。


今回の旅は、私にとって、色んな意味での「リセット」でしたが、
ちょっと言葉では言い表すことのできない、
豊かさ、たくさんのエネルギーを受け取って
フルチャージされた感じです。

これでまた、一層、私自身のリフレッシュされたエネルギーを
惜しみなくほとばしらせていくことができます!

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ありがとう!

熊野、また行きたいっ!!

円座、またしたいっ!!


(Facebookのアルバムに、たくさん写真をアップしてありますので
よかったら見に来て下さいネ。)

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